スポクラで食品スーパーもシェイプアップ |
月刊誌『セルフサービス』2002年10月号 【特別寄稿】 |
『43歳オヤヂ…華麗なる挑戦』
皆さ〜ん♪ こんにちは〜!博多の石黒です♪(^o^)丿 いきなりビックリされたでしょ?えへへ、これは平成14年3月25日、私のHPで公開した日記です。そ!実は私…今、スポクラに通って、ボディコンバットという空手・カンフー・キックボクシングなどの型を音楽に合わせて踊る…格闘技系エクササイズにハマッているんです〜(^.^) 今日は私がスポクラで発見した『商売の原点』のお話をしようと、ペンを執りました。
なんだ?この『底抜けの明るさ』は?!
スポクラに行ってまず、ビックリするのは…スタッフの接客態度です。私の通うスポクラのスタッフは異常に明るいです!スーパーの従業員に比べて何10倍も、何100倍も明るいんです。
受付に行くと、『こんにちは〜♪』と満面の笑みで挨拶して来ます。『いらっしゃいませ』とは絶対言いませんね。これは多分…『いらっしゃいませ』と言ったら、お客様の方が返す言葉がないから『こんにちは〜♪』と言って、ツーウェイコミュニケーションを図っているのだと思います。
どのスタッフと会っても底抜けに明るい挨拶と声掛けをしてくれます。私のように中年初心者ですと心細いものですが、『今日はお一人ですか?』など実にうまいタイミングで声を掛けてくれます。何故、こんなに完璧にスタッフ全員が明るいの?先日、ここの支配人さんとお話する機会があったから聞いてみました。
明るく華やかなスポクラの『舞台裏』
1店舗当りのスタッフは3〜40名。その内、正社員はたったの1割程度。2〜3割がその店限定の準社員(1年契約社員)。残りの5割以上がアルバイトらしい。食品スーパーと労務構成はほとんど同じジャン!じゃあ、何故スーパー以上に明るい接客を保てるの?
とにかく採用面接が厳しい。健康を売り物にしている企業であるからして、『元気に』『明るく』『フレンドリー』が採用条件となる。これが出来ない人、出来そうにない人は即、帰って頂く。この面接には全く妥協は許されない。店の生命線だから。
入社して経験が長くなると、力を抜いたり、マンネリしてくるものである。すると、各チームリーダーから毎日、毎週のミーティングでゲキが飛ぶ…『出来ない人はいらない!』
我々はリーダーって聞くと、正社員?ベテラン?とすぐ想像してしまう。これが大きな間違いである。ちなみに、この店のリーダーはアルバイトである。仕事上で社員とアルバイトの区別はない。出来るアルバイトにはドンドン権限を与える。出張して会議にも出る。インストラクターにもなれる。リーダーの条件…それはこの店で『最もアツイ人間』なのである。
彼らも数字との勝負なのだ。『見学からの入会率』『電話問合せからの入会率』『担当制による退会率』…全て数字で評価される。つまり、そこには『明るい接客=入会率アップ、退会率ダウン』という単純な公式が存在するのである。
原点回帰『健康的食品スーパー』の復活
我々だって、健康を売り物にしている食品スーパーです!負けちゃおられんデッス!忘れかけていた『笑顔の接客』を取り戻そうではありませんか?!
ここの支配人さんも言っておられました。『もし、うちのスタッフが他の接客業に移籍したら、たぶん同じように暗くなるでしょうネ(笑)』つまり、環境が大事なんですよ。それにはムードメーカーが必要です。
ムードメーカー…そう!底抜けに明るい人間をリーダーにしましょう!アルバイトでもいい、とにかく一番明るい人をリーダーにして、権限も与え、小集団的に『笑顔で明るい接客』を店内で盛り上げていきましょう!(^o^)丿 そして、名簿取りだけの固定客作りではなく、真の意味での自店ファンを作っていきましょうよ!
最後に、今回話してくれた…プール、スタジオ、マシンジムを備え持つ巨大スポクラ店舗で、40人近いスタッフをマネジメントする支配人さん、どんな方だと思いますか?カッコイー中年のオジサマ?…いえいえ、30歳そこそこの可愛い女性です。いつも思うのですが、この女性こそがこの店で『一番アツイ人間』なんですよネ!それでは、この辺で…(^^)/~~~
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