皆さん、こんにちは〜♪ 見ましたよ!『セルフサービス8月号』。自分の書いた原稿が掲載されているのを目の当たりにして…感無量。。。(T_T) お蔭様で、私のホームページへもたくさんの方がアクセスされたようで、誠に有難いことです。そして、直接メールでは…『面白かった!笑えた!』『読みやすかった!』『是非、講演を聴いてみたい!』『次号が楽しみ!』と、たくさんの…いやいや、以上たった4通(-_-;)の感想メールを頂きました。有難うございました。m(__)m これからも、お客様の法則性に基づいた『ヒット率の高い売りの仕掛け』をどんどん紹介していきたいと思います。
では、今回も前号に引き続き【SM絞首刑台への13階段】の第2章をご紹介していきたいと思います。
第4段 定番の品切れが多い。又、数えたこともない?!
『又、ありきたりのことを!』を思われた方が多いでしょうね。でも、実際 いろんな企業の売場クリニックをしているとよ〜く目にする光景です。比較的プライスカード(P/C)が付いていて『品切れ』を簡単に確認できる部門(一般食品、菓子、雑貨)だけでも、すぐ100個は見つかります。このような企業は数えたことがないところがほとんどですけどね。(~_~;)
特売商品の『品切れ』は、近隣店舗に電話してでも血眼になって探すことはあっても、定番商品の『品切れ』についてはあんまり神経を尖らせていないというのも事実です。
『品切れ』…それはほとんど、売れてなくなった商品。つまり、売れ筋商品。そこにあるだけで、値引くことなく売れる商品です。あ〜、もったいない話ですよね。(T_T)
ここで、先月号の復習…『我々の給料は荒利益から出ている!』でしたね。もっと、突き詰めると『我々の給料は定番商品から出ているんです!』
【商売のヒント@】
皆さんの企業では、この品切れを撲滅させるために、どんな方法をとっていますか? よく言われますよね。『品切れの原因を探って、根本から改善する』って。でも、私の指導先では、最初からこの方法は取らせていませんよ。だって、最初からそれをやっちゃうと、品切れしている100個以上の商品名を書き出し、その原因をあたる?しかも毎週ってか?こりゃ、たまらんわ!朝から晩まで、それをやっとかないかんごとなる。そのために、他の仕事は出来ないし、また品切れが増えるでぇ〜。
最初は、数を数えるだけでいい。しかも!売上ピーク曜日直前の納品後の時間に。つまり、一番商品が揃っている曜日の時間帯。品切れも一番少ないわけですから、数える時間も短くてすむ。しかし、これでも100個あるんです。コレを毎週、報告させてフィードバックする。すると、10個ぐらいに減ってきますよ。そうなったら、バーを上げる。ピーク曜日の翌日午前中に数える。すると、また100個ある。でも、これもやっている内に10個ぐらいになる。そうです!ここで、初めて原因を探ればいいですよ。
【よく見かける売場@】
P/Cが付いていそうで付いていない売場…それはほとんどの企業でパン売場です。理由は? どこの企業で訊いても、担当者から同じ答えが返ってくる。『パンは2週間おきに新商品が出て、P/Cつける暇がないんですよォ〜』ってね。騙されてはいけません!新商品は全体の1〜2割程度。つまり、ほとんどは不変の定番商品なんです。
では、P/Cの付いていないパン売場は何故いけないの?朝から営業していると、昼過ぎには品切れするアイテムが出てくる。P/Cが付いていないもんだから、品切れしているスペースに残っている他の商品を広げる。こうすると、いつも商品は揃っているように見えてしまう。しかし、お客様にしてみれば、欲しい商品はないのである。(-_-メ)
品切れを隠してはいけません。P/Cを取り付けて、品切れしてもフェイスを変えない。品切れに罪悪感を持てば、発注量が増える。昼過ぎに品切れしている商品なら、発注量は2倍、すると売上はすぐ2倍になりますよ。(^o^)丿
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