皆さん、こんにちは!今月も皆様に会えてよかったです。連載中止になっていなかった。(*^^)v ・・・というのも、まだ掲載されたものが出回っていないんですね。だから、皆様の反響を見ないままに、第2話の原稿を書いているというわけです。実は今、沖縄行きの飛行機の中でPC叩いています。カッコイー!もちろん、周りに迷惑がかからないように、誰もいない一番後ろの席に変わりましたよ。前から一度、こういうのをやってみたかった。(~o~) でも、飛行機の中1時間半もあるから、いい暇つぶしにはなるよね。ノートPCって、いいよね。(^^♪
『我々は何のために仕事しているのでしょうか?』これは、よく私がいろんな講演やセミナーの冒頭で行う質問です。すると、会場からの答えは大体3通りに分かれますねぇ。
@『お客様のため』
A『地域・社会貢献のため』
B『儲けるため』
どれも当たっていますよね。ただ、ゴールとミッションの違いでしょう。つまり、どれが手段で、どれが最終目的なのか?ということです。最近、思ったことがなかなか堂々と言えない風潮にあるような気がします。だから、どこの企業でも、かっこよく『お客様のため』『地域・社会貢献のため』が前面に出てくるのでしょう。しかし、私の講演やセミナーでは『儲けるため』『利益を出すため』とハッキリ言い切っています。この件については、様々な反論があると思いますが…。更に私の話は続きます。中途半端に『お客様のため』『地域・社会のため』というもんだから、売場では儲からんことを一生懸命やっている。赤字で税金払っていない企業だって『社会貢献』といっている? これで良いのでしょうか?!
儲かっていなければ…
@ 皆さんの給料も上げられない
A 改装もできない、新店も出せない
B 新しい什器・設備も入れられない
C 真の意味でお客様に利益還元のサービスもできない
D 社内の人財の確保、教育もできない
E 税金も払えない。銀行も相手をしてくれない。
F なんと言っても企業はつぶれる
確かに最終目的は『儲けるため』ですが、一方的に売り手の論理だけで、儲けようとしてもそれは長続きしませんよね。皆さんご周知のとおり、その前提には地域のお客様の満足なくして、これはありえないことですよネ !(^^)! 最近、私の講演や顧問先でよく使う言葉があります。それは…
『我々の給料は売上から出ていない!荒利益から出ている!』
当たり前じゃん!とお思いでしょうが、現場の店長、主任、担当者、そしてパートさん、アルバイトさん…み〜んな、売上を上げれば、給料が上がるって思っている方がほとんどじゃないんですか? 私は、この仕事を始めて、もう延べ何百というお店(八百屋ではない…スミマセン)の『売場クリニック』をやって来ました。そこである法則性を見つけたんです。荒利や利益が低い儲からないスーパーのネ。『冴えないスーパー13の法則』…ちょうど13個あったもんですから、講演の中では、現潟_イエー副社長の平山敞氏の著書『人を活かす商い』からちょっとキャッチコピーをお借りして『スーパーマーケット絞首刑台への13階段』と言うタイトルでいつもしゃべっています。それでは、その内容をご紹介しましょう。
第1段 同じ商品でもエンドと定番ではついてる売価が違う?!
『な〜んだ』『そんなことかいな』とガッカリされた方が多いと思います。でも、実際 売場クリニックをしていて、この現象が7.8割の店舗で発見されてしまうんです。出来ているようで、出来ていない。また、『な〜んだ』と思う人ほど、この重要性を認識していないみたい。
【よく見かける売場@】
例えば、○―モンドカレーが特売でエンドに大量陳陳列される。もちろん特売価格128円のPOPがしっかり付いています。ところが、定番コーナーにはPOPが付かず、198円のプライスカードのままという状況ですね。つまり、同じカレーがエンドと定番では売価が違うというわけです。
ここまで、ある講演会で話したら、親切にもある店長が忠告してくれた。
『先生、付いている売価は違っても、今はPOSだから、どちらとも128円で通るんですよ』って。
アホか!知っとるわい!
知らんのはお客様なんですね。こんな状況で、お客様がまず定番コーナーで○―モンドカレーを手にしたとします。もちろんこの時、お客様は198円と思っています。ところが、店内を歩いているうちにエンドの特売に気付く。すると、どうでしょう?このお客様は同じカレーをセルフカゴのものと入れ替えている…このような光景は皆さん、よく目にするでしょう。(たまに入れ替えなかったり、エンドが品切れしていても定番から持って行く人もいますが、あれはこの業界の経験者じゃないですか?)
では、何故ダメなんでしょう?また、このことを担当者やパートさんまで、しっかり教えていますか?ここが大事なんですねぇ。このお客様がこのようなことを何度か経験したとしましょう。すると、お客様の意識の中は、きっと『定番は高い、エンドが安い』ということになる。こうなった時はおしまいですね。だって、もうこのお客様は定番に入って来なくなるんですから、一番値入の高い定番商品の買上点数がドンドン低下するというわけです。定番構成比は下がり、特売構成比がアップする…当然、荒利益率は低下しますよね。儲からんはずです。
第2段 遠足の前日、ブロッコリーが品切れする?!
これは前号の『運動会の前日にパセリやいなり揚げが品切れる』と同じような例です。ではここで、福岡の主婦アンケートデータをご覧下さい。
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